アメリカ大統領選の行方 2
昨日、アメリカ合衆国大統領候補ドナルドトランプ氏について書きましたが今日も最近学んだことを織り交ぜながら同じテーマでざっくりとですが書きたいと思います。
地政学と言いながら少し話が逸れていますがご容赦ください。
移民の強制送還
メキシコ系移民に対し共和党は強硬的な態度を示し、国外への強制送還を企てていますが現在主にヒスパニックが住んでいる地域はそもそもはメキシコの領土でした。
具体的にはアメリカ北西部のテキサス州、アリゾナ州、ニューメキシコ州、カリフォルニア州あたりです。
メキシコ領テキサスというのはまだテキサス州がメキシコの領土だった時代のことを指しています。
今その地域はアメリカ側が不法移民を問題視していますが、初めに他国の領土に侵入してきたのはアメリカ側だったんですね。
ですから僕個人的には「自分たちがしたことを棚に上げて何を言うか」と。
「自分たちの土地に帰ってきただけじゃん」と思いますね。
無視できないヒスパニックの力
トランプはこの移民問題に関して1100万人の強制送還という政策を打ち出しましたが現在のアメリカ経済においてこのヒスパニックの購買力・労働力の影響は無視できません。先日その態度を軟化させる発言がニュースで取り上げられましたが、アメリカ経済の状態を考えれば方針の転換は致し方ないでしょう。
先日も書いたように、今後白人(現在のアメリカにおいて主権を握っている)層はどんどん弱体化していきます。移民の人々をどう活用していくかが今後のアメリカを左右するといっても過言ではないと思っています。
対抗するヒラリークリントン
対抗するヒラリー・クリントンはそのあたりを現実的に捉えており、移民の人々に市民権を与え、貧困層を引き上げることがアメリカ経済の復活に一役買ってくれるという考えを表立って表明しています。
僕は移民政策に関してはヒラリー・クリントンを支持しています。
ひとまず今日は以上です。